軽井沢・星野エリアの森の中にある イカルカフェ へ、2026年10月3日の土曜日に行ってきました。ケラ池のほとりに建つ「ピッキオ野鳥の森ビジターセンター」の中のカフェで、公式の呼び名は「森と水辺のカフェ」。池に面したソファ席でコーヒーを飲みながら、店内のクマや野鳥の展示を見て、双眼鏡で窓の外の本物の生き物を探せます。普通のカフェとは少し違う、軽井沢の自然そのものを体験できる場所でした。








イカルカフェの要点(2026年10月5日確認)
- 場所:軽井沢町長倉2148、ケラ池のほとり。ピッキオ野鳥の森ビジターセンターの中
- 営業時間:10:00〜16:00(L.O.15:30)。無休(臨時休業あり)。ピッキオ公式では、GW〜8月末は館が17:00まで開き、カフェのL.O.は閉館の30分前
- 価格:イカルコーヒー(ハンドドリップ)700円、カフェラテ(野鳥のラテアート)600円、森のハーブティー500円(ピッキオ公式)
- 席:店内16席・テラス6席(公式)。池に面した赤いソファが「ピッキオ一押しの特等席」
- 展示・貸出:クマや野鳥の展示、双眼鏡のレンタル300円、クマよけ鈴の貸出(無料)
- 犬連れ:テラス席のみ同伴可(公式)
- Wi-Fi:あり(公式)
- 支払い:クレジットカード、PayPayなどのコード払い。電子マネーは使えない(星野エリア公式の施設案内)
- 駐車場:星野エリアの共用駐車場P1から徒歩約5分。最初の30分無料・以降1時間600円で、ピッキオなどで合計2,000円以上使うと2時間無料
- 冬:ケラ池は2026年10月30日からスケートリンクに
営業情報・メニュー・設備の一覧はイカルカフェのメニュー・営業時間・駐車場にまとめています。この記事は、当日の体験と使い方の記録です。
ハルニレテラスから坂道を歩いて。途中でサルに遭遇
イカルカフェは、ハルニレテラスからも歩いて行きやすい場所にあります。少し坂道を登りながら向かいます。
この日は、なんと途中で猿に遭遇しました。軽井沢に住んでいると野生動物を見かけることはありますが、カフェへ向かう途中からこんな体験ができるのも、この場所ならではだと思います。軽井沢町によると、町内にはニホンザルの群れが1つ(約20頭)いて、その行動範囲に星野も含まれています。
周辺にはハルニレテラスや星のや軽井沢、トンボの湯などがあります。カフェだけを目的に訪れるというより、星野エリアを散歩しながら立ち寄るのがおすすめです。木々に囲まれた道を歩いているだけでも気持ちがよく、観光で訪れた人はもちろん、軽井沢で暮らしていても改めて「軽井沢っていいな」と思えるような場所です。
ハルニレテラスからは、遊歩道に沿ってゆっくり歩いて15分ほど(星野リゾート社員のnoteによる)。車なら、星野エリアの駐車場P1から徒歩約5分です(星野エリア公式)。
階段の先に、池を囲むように建つカフェ
坂道を進み、階段を上った先に現れるのが、ケラ池とそのほとりに建つイカルカフェです。建物が池を囲むようにつくられていて、屋根も外壁も池のカーブに合わせて弧を描いています。外壁は木の板を重ねた仕上げで、ところどころに青や緑の小さなタイルが光っていました。水際にはウッドデッキがぐるりと回り、デッキの端では子どもたちが池をのぞき込んでいました。
水辺には鴨などの生き物の姿も見られます。私が訪れたときは緑に囲まれた静かな池でしたが、このケラ池は冬になるとスケートリンクになるそうです。同じ場所でも季節によってまったく違う景色を楽しめるのも、軽井沢らしくて良いところです。
建物の横の森の小道には、銀色のキャンピングトレーラーが置かれていました。
店内はクマの展示。窓の外の本物の自然を双眼鏡で
店内に入ってまず印象的だったのが、普通のカフェとは少し雰囲気が違うことです。ここには軽井沢の自然観察を行う「ピッキオ」のスタッフの方がいて、熊をはじめ、軽井沢に暮らす動物や自然に関する展示もあります。
壁の棚には、木に登る子グマと大きなクマの剥製、鳥の剥製、図鑑や絵本が並んでいました。ピッキオ公式によれば、クマの本を集めた棚「くまだな」もあります。おしゃれなカフェというだけではなく、本当にこの森に生息している動物や鳥、虫などについて知ることができる場所になっています。
ピッキオは、星野エリアの森で野生動物の調査や自然ガイドをしている組織です。1992年に星野リゾートの「野鳥研究室」として生まれ、2016年にケラ池のほとりへ移りました。2004年からは、クマを人里から遠ざけるベアドッグ(クマ対策犬)も日本で初めて導入しています。カフェはピッキオのネイチャーツアーの受付も兼ねています。
双眼鏡を借りることもできます(レンタル300円、ピッキオ公式)。実際に池や森を眺めながら、鳥や生き物を探してみるのも楽しそうです。展示を見るだけではなく、そのまま窓の外に広がる本物の自然を観察できるのが面白く、個人的にはここがイカルカフェの一番魅力的なところだと感じました。
ピッキオ公式は、ケラ池で見られる生き物としてカルガモやオシドリ、春に産卵するヤマアカガエルやシュレーゲルアオガエル、オオルリやキビタキを挙げ、夏のケラ池は「トンボの王国」になるとしています。この日も、くちばしの先が黄色いカモ(カルガモとみられます)が、池で水に頭を入れて餌を探していました。
窓いっぱいのケラ池と、イカルコーヒー
そして、店内から見える景色がとても綺麗です。大きな窓いっぱいにケラ池と緑が広がり、とても開放感があります。あたたかな季節には大きな窓が開き(公式)、この日も窓の先にデッキと池がそのまま続いていました。
水面を眺めていると鴨が泳いでいたり、森から鳥の声が聞こえてきたり。軽井沢には景色の良いカフェがたくさんありますが、ここは単に「緑が見える」というより、森の中にそのまま入り込んで過ごしているような感覚があります。
池に面した長い赤いソファは、公式が「ピッキオ一押しの特等席」と呼ぶ席です。予約席ではないので、座りたいなら早めの時間が狙い目です(編集部の以前の訪問から)。
そんな景色を眺めながら飲むコーヒーも、この場所の楽しみのひとつです。ハンドドリップで淹れる「イカルコーヒー」は香りがよく、森を歩いたあとにゆっくり飲む一杯にぴったりです。コーヒーそのものだけではなく、この場所で飲む時間まで含めて楽しめるカフェだと思います。この日はりんごジュースも頼みました。ドリンクはコルクのスリーブが付いたグラスで出てきました。
ピッキオ公式に載っている価格は次のとおりです。
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| イカルコーヒー(ハンドドリップ) | 700円 |
| カフェラテ(野鳥のラテアート) | 600円 |
| 森のハーブティー | 500円 |
カフェラテのラテアートは野鳥の柄で、イカル・アカゲラ・シジュウカラなどがあります。2026年の春には限定でコルリの柄も出ていて、野鳥のアイシングクッキー(600円・数量限定)も販売されました(星野エリア公式ニュース、2026年4月30日)。季節の限定メニューは、星野エリア公式のニュースで告知されます。
「コーヒー1杯プリーズ♪」。店名の由来
「イカルカフェ」という名前にも面白い由来があります。イカルという鳥の鳴き声が「コーヒー1杯プリーズ♪」と聞こえることから名付けられたそうです。そんな話を知ったあとに森の音に耳を澄ませてみると、鳥の声まで少し気になってきます。
公式の店舗紹介には「ドリンク注文時にイカルの真似をしてみてください。ちょっぴり楽しいことが起こります」とあります。何が起こるかは、行ってからのお楽しみです。
使い方:子ども連れ・犬連れ・散策の休憩
訪問の記録と公式情報をもとに、イカルカフェの使い方を3つに分けて整理します。
子ども連れで 子どもと一緒なら、コーヒーを飲むだけではなく「今日は何がいるかな?」と池や森を眺めながら過ごすのも良さそうです。クマや野鳥の展示、絵本の並ぶ棚、双眼鏡の貸出があり、訪問時はデッキで池をのぞく子どもたちの姿もありました。キッズチェアや授乳室などの設備は確認できていません。設備で選ぶなら軽井沢・御代田の子連れカフェ設備比較もどうぞ。
犬連れで 犬と一緒に座れるのはテラス席(6席)だけです(公式)。店内の席には入れません。犬と行ける店は軽井沢の犬連れカフェ比較にまとめています。
散策の休憩に ハルニレテラスで食事や買い物をしたあと、そのまま森の中を散歩してイカルカフェへ。途中で猿に出会ったり、池で鴨を見つけたり、双眼鏡で鳥を探してみたり。観光スポットを次々と回るというより、少し時間に余裕を持って、このエリア全体を歩きながら楽しむのがおすすめです。森を歩くなら、ピッキオでクマよけ鈴を無料で借りられます。
営業時間は「16時まで」。夏は17時までの案内も
営業時間は、案内する公式ページによって書き方が分かれています。2026年10月5日時点で比べると、次のとおりです。
- 星野エリア公式(店舗ページ・期間別の営業時間ページ):10:00〜16:00(L.O.15:30)。休みの記載なし
- ピッキオ公式(施設ページ):カフェは10:00〜。館は9:30〜16:00で、GW〜8月末は9:30〜17:00。L.O.は閉館の30分前。無休(メンテナンス等による臨時休業あり)
秋から春にかけては、どちらでも16時まで(L.O.15:30)で一致します。夏に16時以降に寄りたい場合は、ピッキオ(0267-45-7777)に確認してから出かけると確実です。
駐車場とアクセス
イカルカフェに専用の駐車場はありません。星野エリアの共用駐車場を使い、最寄りは P1 です(ピッキオ公式)。P1からケラ池までは徒歩約5分です。
料金は次のとおりです(星野エリア公式)。
- P1〜P3:最初の30分無料、以降1時間ごとに600円(上限6,000円)。ピッキオを含む対象店舗で合計2,000円以上利用すると2時間無料
- P6・P7・臨時駐車場:無料
編集部が以前に訪れた平日は、星野エリアの駐車場が満車に近い状態でした。カフェだけを目的にするより、ハルニレテラスや湯川沿いの散策と組み合わせて、車を一度停めたら徒歩で回るほうが楽です。
車を使わない場合は、軽井沢駅から西武観光バスで約20分、「星野温泉トンボの湯」で降りて徒歩約13分です(ピッキオ公式)。
冬はケラ池がスケートリンクに
ケラ池は、冬になるとスケートリンクになります。2026〜27年のシーズンは次のとおりです(星野エリア公式)。
- 期間:2026年10月30日(金)〜2027年3月7日(日)。11月18日・2月24日・2月25日は休業
- 料金:大人(中学生以上)1,900円、子ども(小学生以下)1,300円。貸し靴込み。年末年始などの特別料金期間(12月19日〜1月11日、2月11日〜14日、2月20日〜23日)は大人2,400円・子ども1,800円
- 天然氷:例年12月下旬に天然氷のエリアが結氷して、池の全面がリンクになる
スケートの季節は、カフェのドリンクを氷上の円形ベンチにテイクアウトすることもできます。人工エリアが開くのは紅葉の時期です。氷のない水面とソファ席の景色をゆっくり眺めたいなら、10月30日より前がひとつの目安になります。紅葉を眺められるほかのカフェは軽井沢の紅葉カフェにまとめています。
よくある質問
イカルカフェの営業時間と定休日は? 10:00〜16:00(L.O.15:30)で、無休です(臨時休業あり)。ピッキオ公式では、GW〜8月末は館が17:00まで開きます。
入館料はかかりますか? ピッキオの施設ページに入館料の記載はありません。料金がかかるのは、双眼鏡のレンタル(300円)やネイチャーツアーなどです。
駐車場は無料ですか? 最寄りのP1は最初の30分が無料で、以降は1時間600円です。ピッキオなどの対象店舗で合計2,000円以上使うと2時間無料になります。P6・P7は無料です。
犬は一緒に入れますか? テラス席(6席)のみ同伴できます。店内の席には入れません。
電子マネーやPayPayは使えますか? クレジットカードとPayPayなどのコード払いは使えます。電子マネーは使えません(星野エリア公式の施設案内)。
ハルニレテラスから歩けますか? 歩けます。遊歩道に沿って15分ほどで、途中に坂道と階段があります。
まとめ:軽井沢の森そのものを体験できるカフェ
軽井沢の森と水辺の空気を感じながら、ゆっくりコーヒーを飲む。展示で森の生き物を知り、双眼鏡で窓の外の本物を探す。イカルカフェは、普通のカフェとは少し違う、軽井沢の自然そのものを体験できる場所でした。
星野エリアのほかの店はカフェガイドから探せます。森の中のカフェは軽井沢の森カフェにまとめています。ほかの訪問レポはCafe hip karuizawaの訪問記や01BAKERYの訪問記にあります。
情報の確認先
- イカルカフェ(軽井沢星野エリア公式):営業時間・席・ペット・Wi-Fi・店名の由来
- 星野エリアの営業時間:期間ごとの営業時間
- ピッキオ野鳥の森ビジターセンター:営業時間・無休・メニューの価格・双眼鏡のレンタル・ケラ池の生き物
- ピッキオについて:沿革・ベアドッグ
- ピッキオへのアクセス:駐車場P1・バス
- 星野エリアの駐車場:料金・2時間無料の条件
- 星野エリアの施設案内:支払い方法
- ケラ池スケートリンク:期間・料金・テイクアウト
- 軽井沢町(ニホンザル):町内の群れと行動範囲
- 店内・ケラ池・ドリンクの様子は、2026年10月3日の訪問と、そのとき撮影した写真の記録です
訪問日は2026年10月3日です。営業時間・メニュー・価格・駐車料金は変わることがあるので、最新の情報は公式でご確認ください。
