2026年9月20日、中軽井沢のパン屋 01BAKERY(ゼロイチベーカリー) を訪ねました。埼玉県所沢市のベーカリーカフェ「いちあん」の2号店として2022年7月に開いた店で、店長の松村拓郎さんと奥様のお二人で営まれています。国産小麦100%と、甘酒から育てた自家培養酵母のパン。そして店の前に広がるテラス席と庭。パン屋というより、ひとつの小さな場所を訪れたような感覚になる店でした。

ガレージハウスの店舗。黒い外壁に木の扉、右手に「01 ZERO ICHI BAKERY」のロゴ。左右の階段から店の前のデッキに上がる(2026年9月20日訪問)
入口の上に下がる鉄の看板。公式の表記は「01 ZERO ICHI BAKERY」で、読みはゼロイチベーカリー(2026年9月20日訪問)
公式で人気No.1の放牧卵のクリームパン。値札は350円(税込378円)で、放牧卵の自家製カスタードがたっぷり入る(2026年9月20日訪問)
エッグタルト430円(税込464円)、季節限定の葡萄のレアチーズタルト600円(税込648円)、あんバタ、米糠のスコーン320円(税込346円)など。撮影は13時30分ごろで、棚の品数はすでに少なくなっていた(2026年9月20日訪問)
購入品の写真。エッグタルト、季節限定の葡萄のレアチーズタルト、丸いパン1個、アイスドリンク2杯。店の外のテーブルで(2026年9月20日訪問)
店の前のデッキのテラス席。大きなパラソルの下に椅子と小さなテーブルが並ぶ。撮影時はデッキが濡れていた(2026年9月20日訪問)
芝生の庭の奥に建つ、離れのような建物。前のデッキにはテーブルとベンチが並ぶ(2026年9月20日訪問)
テラスの前に広がる芝生の庭。石と植栽が配された、広々とした屋外スペース(2026年9月20日訪問)
店内の物販の棚。いちごシロップ・河内晩柑シロップ、01ブレンドとデカフェのドリップコーヒー、ビスコッティ、プレミアムプラリネ、東御市のglasses farmのジャムなど(2026年9月20日訪問)
店内に掲示された「日曜日のぜろ市」の告知。ご縁のある生産者・作り手による直売会で、7月19日から毎週日曜の朝に開催と書かれていた(2026年9月20日訪問)

01BAKERYの要点(2026年10月3日確認)

  • 読み方:ゼロイチベーカリー(公式の表記は「01 ZERO ICHI BAKERY」)
  • 営業時間:7:00〜17:00、冬季は9:00〜17:00。売り切れ次第終了(公式)
  • 定休日:公式Instagramは火・水、公式サイトは月・火・水で食い違っている。月曜はInstagramの営業カレンダーで確認を
  • 場所:軽井沢町長倉2213-8、中軽井沢駅から約660m(公式)
  • 駐車場:6台(タウン誌 web-komachi、2023年・2024年)。公式には記載なし
  • テラス・庭:店の前にテラス席と広い庭。テラスに犬用のリードフックあり(公式タブロイド・2024年3月)
  • 価格(2026年9月20日の店頭・税込):放牧卵のクリームパン378円、エッグタルト464円、葡萄のレアチーズタルト648円、総菜パン540円など
  • 訪問時の様子:連休中の日曜の13時30分ごろで、すでに品数が少なくなっていた。子ども連れの客が多かった

営業情報・メニュー・価格の目安・支払い方法の一覧は01BAKERYのメニュー・営業時間・駐車場にまとめています。この記事は、当日の体験と使い方の記録です。

国産小麦100%、甘酒の酵母で3日間発酵させるパン

01BAKERYのいちばんの特徴は、国産小麦を100%使ったパンです。酵母は甘酒から自家培養したもので、生地は3日間かけて低温長時間発酵させます。公式サイトによれば、甘酒は山形県産のお米「つや姫」と長野県の小池糀店の米糀から仕込んだもの。農薬を使わずに育てた小麦を店で挽いた全粒粉も、ハード系のパンに使っています。

素材の出どころを一つずつ明かしているのも、この店らしいところです。仕込み水は滋賀県・岩間山の超軟水「岩深水」、塩はベトナムの天日海塩「カンホアの塩」、卵は山梨県・黒富士農場の放牧卵、牛乳は兵庫県丹波の氷上低温殺菌牛乳。フィリングやソースもできる限り手づくりしています。

建物は、ガレージメーカーのカクイチが企画・施工したガレージハウスで、店長の自宅を兼ねています。公式タブロイド(2024年3月)によれば、店内は中軽井沢の木々の連なりと起伏をイメージしたデザインで、厨房はガラス張り。パンを焼く様子が見えるつくりです。

エッグタルトが印象に。クリームパンなど当日の価格

この日は9月19日から23日まで続いた5連休の中日、日曜日でした。私が訪れた時間には、すでに品数が少なくなっていました。写真の撮影時刻は13時30分ごろで、デッキは濡れ、看板にも雨粒が残っていました。

購入したパンはどれも美味しかったです。なかでも印象に残ったのがエッグタルト(430円、税込464円)。甘さだけが前に出るのではなく、素材の味を楽しめる上品な味わいでした。

値札によれば、エッグタルトは放牧卵と低温殺菌牛乳でつくるカスタードを詰め、仕上げに香ばしくブリュレしたタルトです。葡萄のレアチーズタルト(600円、税込648円)は、東御市の農園の葡萄と自家製のレアチーズクリームを合わせた季節限定品でした。購入品の写真には、この2つのタルトと丸いパン1個、アイスドリンク2杯が写っています。

01BAKERYは公式でも「売り切れ次第終了」としています。何時ごろ品薄になるかの公表はありませんが、この日は13時半の時点で品数が少なくなっていました。種類を選びたい場合は、早めの来店を検討するとよさそうです(編集部)。

公式サイトでは、パンの人気No.1は放牧卵のクリームぱん(放牧卵と低温殺菌牛乳、北海道産の生クリーム、オーガニックのバニラビーンズで炊いたカスタード入り)、ドリンクの人気No.1は自家製シロップのいちごミルクと案内されています。この日のクリームパンの値札は350円(税込378円)で、2023年2月のタウン誌の紹介記事に載った価格とも同額でした。棚にはほかに総菜パンやスコーンも並んでいて、当日の値札8品の一覧は01BAKERYのメニューに載せています。

店内には、いちごシロップや河内晩柑シロップ、01ブレンドとデカフェのドリップコーヒー、ビスコッティなどの焼き菓子を並べた物販の棚もあります。

テラス席と広い庭。パン屋というより「小さな場所」

お店の前にはテラス席と、開放感のある広々とした庭が広がっています。敷地内には離れのような建物もあり、パン屋というより、ひとつの小さな場所を訪れたような感覚になりました。離れの前のデッキにもテーブルとベンチが並んでいます。

軽井沢らしい緑に囲まれた、落ち着きのある空間です。購入したパンをそのまま外で楽しめるのもうれしいポイントです。店の前のデッキの席には大きなパラソルが立っていました。

店内には「日曜日のぜろ市」の告知も貼られていました。ご縁のある生産者や作り手による直売会です。2026年9月20日に撮影した掲示には「7/19(日)〜毎週日曜開催」「朝〜」とあり、出店者は各日異なるため、詳細は店のSNSで確認するよう書かれていました。

使い方:朝ごはん・子連れ・犬の散歩

訪問の記録と公式情報をもとに、01BAKERYの使い方を3つに分けて整理します。

朝ごはんに 01BAKERYは朝7時に開きます(冬季は9時)。買ったパンとドリンクを、店の前のテラスで朝ごはんにできます。タウン誌の紹介(2024年7月)では、7時〜9時にパンとドリンクを一緒に買うと100円引きになるモーニングもありました。今も続いているかは確認できていません。朝早くから開くほかの店は軽井沢のモーニング開店時刻早見表にまとめています。

子ども連れで 訪れた日は子ども連れの姿が多く見られました。屋外のスペースが広々としているため、子どもと一緒でも過ごしやすく、家族で立ち寄りやすい雰囲気です(実訪問)。キッズチェアなどの設備は確認できていません。設備で選ぶなら軽井沢・御代田の子連れカフェ設備比較もどうぞ。

犬の散歩で 公式タブロイド(2024年3月)によれば、テラスには犬用のリードフックがあります。犬の散歩の途中に寄る使い方もできそうです。店内に犬を入れられるかは確認できていないので、外で過ごす前提で考えておくと安心です。犬と行ける店の選び方は犬と暮らす軽井沢のリアルにまとめています。

定休日は「火・水」と「月・火・水」で食い違っている

行く前にいちばん気をつけたいのが定休日です。2026年10月3日時点で、店の発信どうしで記載が分かれています。

情報源営業時間定休日
公式Instagram(@01bakery)のプロフィール7時〜17時・売り切れ次第終了火・水
公式サイト(カクイチ)7:00〜17:00(冬季9:00〜17:00)・売り切れ次第終了月・火・水

どちらが今の通常営業を表しているかは、公式の情報からは判断できません。01BAKERYはInstagramで毎月の営業カレンダーを出しているので、月曜や連休に行く予定なら、そこで確認してから出かけるのが確実です。

もう1点、冬季は9時開店になります。冬季が何月から何月までかは、公式サイトにもInstagramのプロフィールにも書かれていません。秋の終わりから春先にかけては、開店時刻も確認しておきましょう。冬も開いている店の一覧は冬も開いている軽井沢のカフェにあります。

場所と駐車場

01BAKERYの所在地は長野県北佐久郡軽井沢町長倉2213-8。公式の案内では中軽井沢駅から約660mで、駅の北側、国道18号から少し入った住宅地の中にあります(タウン誌 web-komachi は「自然豊かな住宅地」と紹介)。住所か店名を地図アプリに入れて向かうと確実です。

駐車場は6台と、タウン誌 web-komachi の2023年と2024年の記事に書かれています。公式サイトに台数の記載はありません。駐車台数でほかの店と比べるなら駐車場のあるカフェまとめをどうぞ。

まとめ:次はもう少し早い時間に

パンそのものはもちろん、素材選びや製法、そしてパンを楽しむ空間まで。01BAKERYには、随所にお店のこだわりが感じられました。今度はもう少し早い時間に訪れて、いろいろなパンを選んでみたいと思えるお店です。

中軽井沢のほかの店は中軽井沢のカフェに、同じ中軽井沢の訪問レポはコーヒーハウスシェーカーの訪問記にあります。

情報の確認先

訪問日は2026年9月20日です。営業時間・定休日・価格は変わることがあるので、最新の情報は公式でご確認ください。