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軽井沢「かる~も」の使い方【2026年】予約・運賃・停留所・割引

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10.06

軽井沢町のAI乗合交通「かる~も」の使い方を公式資料から解説。アプリと電話の予約方法、600〜1,800円の運賃と町民・別荘所有者の割引、停留所の探し方、支払い、観光客や子どもの利用条件、乗れないケース、デマンドタクシーとの違いがわかります。

軽井沢町は2026年10月1日、AI乗合デマンド交通「かる~も」の実証運行を始めました。決まった時刻表や路線はなく、アプリか電話で予約すると、AIが予約の状況に合わせて乗り合わせと道順を計算し、車を配ります。町は「バスとタクシーの中間」と位置づけています。

公式の情報は、町のページ・パンフレット・アプリの注意事項・利用規約・運行マップに分かれています。この記事では、それらを使い始める順番に並べ直し、町民・別荘所有者・観光客それぞれの条件と、町のデマンドタクシー・町内循環バスとの違いをまとめます。

※ 運行条件・運賃・規約は、軽井沢町の公式ページと配布資料によります(出典と確認日は記事の末尾)。編集部はまだ乗車していないため、乗り心地や待ち時間の感想は書いていません。

かる~もの要点

  • だれが乗れる:どなたでも(事前の利用登録が必要)。電話予約は町民・別荘所有者だけ
  • どこを走る:町内に設けられた停留所・仮想停留所の間(2026年9月28日時点で179か所)。自宅の前まで迎えに来る仕組みではありません
  • いつ走る:毎日9時〜18時(12月29日〜1月3日は運休)
  • いくら:直線距離で一般600〜1,800円、町民・別荘所有者は300〜900円
  • どう乗る:利用登録 → 乗るたびに予約 → 指定の停留所で乗車

停留所の間を走る「乗合」の交通

かる~もが走るのは、町が決めた停留所と仮想停留所の間です。停留所は医療機関・商業施設・公民館などの主な施設を中心に置かれ、その間を、現地に目印のない仮想停留所が補っています。自宅やホテルの前まで迎えに来るタクシーとは違い、近くの停留所まで歩いて乗ります。

町の運行マップ(2026年9月28日時点)には、仮想停留所を含めて179か所が載っています。8月の町長記者会見の資料では、主な乗降場所の例として、軽井沢町役場・軽井沢病院・木もれ陽の里・風越公園・各公民館(一部を除く)・軽井沢駅・中軽井沢駅・信濃追分駅・ツルヤ軽井沢店・デリシア軽井沢店などが挙がっていました。

近くの停留所は、町の「かる~もの運行マップ」(Googleマップ)か、アプリの地図で探せます。 予約のときに指定した地点と、実際に乗る停留所がずれることがあります。

ほかの人と乗り合うため、道順は遠回りになることがあります。町の資料では、待ち時間は「利用状況次第」とされています。車両は、運行開始前の記者会見で10人乗りのハイエース4台(定員8名)と示されていました。台数は変わることがあります。

運賃は「直線距離」で決まる

運賃は、乗る場所と降りる場所を結ぶ直線の距離で、予約の時点で決まります。乗り合いで遠回りしても高くなりません。

直線距離一般町民・別荘
3km未満600円300円
3〜5km1,000円500円
5〜7km1,400円700円
7km以上1,800円900円

表は大人の運賃です(「3〜5km」は3km以上5km未満)。小学生以下と、障がい者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳など)をお持ちの方とその介護人1名は、それぞれの半額です。町民・別荘所有者の小学生以下なら150〜450円になります。

町の資料には、実際に乗った道のりが3.5kmでも、乗った場所から降りた場所までの直線距離が2kmなら「3km未満」の運賃になる、という例が載っています。

使い始めるまでの手順

まず、必要なものを開いておきます(いずれも町の公式ページに載っているリンクです)。

1. 利用登録をする

乗る前に、アプリかコールセンターで利用登録が必要です。

  • アプリ:起動して「開始する」を押し、携帯電話番号を入れます。SMSで届く認証コードを入力し、案内に沿って登録します。1つの電話番号で作れるアカウントは1つです。
  • コールセンター:050-5803-6617(町民・別荘所有者専用、運行日の8時30分〜18時)。1つの電話番号で、親と子どもなど複数人を登録できます。

2. 割引を設定する

割引は、予約の前に設定・申告しておかないと適用されません。 アプリでは、メイン画面左上の「≡」→ 自分の名前 → アカウント画面の「設定」から、当てはまる割引を選びます。

  • 町民割引・別荘所有者割引:別荘所有者割引の対象は、建物の所有者本人と同居の家族だけです。アプリではアカウント画面の「名」に、ハイフンで所有者の氏名を書き足します(例:「花子 - 木村太郎」。本人なら「花子 - 本人」)。
  • 障がい者等割引:設定したうえで、乗車のときに手帳を見せます。

利用規約では、町民が利用を申請すると、町が申請者と同じ世帯の住民基本台帳の記録や、町税・上下水道料金などの滞納状況を関係部署に照会できるとされています。申請によって世帯全員が同意したものとみなされます。別荘所有者の場合は、固定資産税・町県民税(家屋敷課税)・上下水道料金などの滞納状況が照会の対象です。目的は、利用状況の把握や公共交通の施策の検討とされています。

3. 支払い方法を決める

運賃は乗車のときに払います。 現金・交通系IC・コード決済などが使えます。アプリにクレジットカードを登録した場合だけ、アプリの中で自動的に支払いが済み、乗り降りがスムーズになります。電話予約の場合は、現金などで払います。

使えるカード・電子マネー・コード決済の種類は、町の「かる~もアプリの注意事項」(2026年9月)に一覧があります。変わることがあるので、乗る前にアプリか町の案内で確かめてください。カードの登録でエラーが出たときは、いったん「現金」で保存し、3〜4時間たってから登録し直すよう案内されています。

4. LINEの無料クーポンを受け取る

軽井沢町公式LINEから、3回分の無料乗車クーポンコードを受け取れます。すでに友だち登録している人も対象です。

  1. 軽井沢町公式LINEのトーク画面で「かる~も」を選び、「3回無料乗車クーポン」を選ぶ
  2. かる~もアプリのメニュー(左上の三本線)から「コード入力」を選び、コードを入れる

コードを入れる場所はアプリだけです。電話予約で使えるかどうかは町の案内に書かれていないため、コールセンターに確かめてください。

予約と乗車

予約は「1週間前から」。今すぐの予約もできる

予約できるのは乗車日の1週間前からです。日時を指定する事前予約は、利用当日の1時間前まで受け付けています(利用規約)。アプリでは、日時を変えずに出発地と目的地だけを入れて、今すぐ乗れる便を探すこともできます。

  1. 乗る人数を設定する(1人なら操作は不要。1回の予約で最大8名)
  2. 出発地と目的地を、住所・施設名・地図から設定する
  3. 出発時刻か到着時刻を選ぶ
  4. 表示された乗車場所・時間・料金を確かめて「乗車を予約」を押す

予約できないこともある

車両が満席のときや、配車できる車がないとき、道路や天候の状況によっては、希望どおりに予約できません。予約した時刻どおりに走れないこともあり、遅れによる損害は町が責任を負わないと規約にあります。新幹線や電車に合わせるときは、余裕を持って予約してください。

乗るときと、キャンセル

  • 乗るときは、予約した人の名前をドライバーに伝えます。
  • 乗車予定の時刻に停留所にいないと、キャンセル扱いになり、車は次の目的地へ出発します。
  • 行き先や人数だけを変えることはできません。一度キャンセルしてから予約し直します。
  • キャンセルは、乗車予定時刻までならアプリの画面で、電話予約ならコールセンターへの電話でできます。
  • 配車が確定したあとのキャンセルを繰り返すと、利用を止められることがあります。

乗れないもの・できないこと

  • 車いす:かる~もは福祉車両ではなく、町は「車いすでの乗車はできません」と案内しています。座席に移って乗れるか、たたんだ車いすを持ち込めるかは公式資料に書かれていないため、町に確かめてください。
  • ペット:ペットなどの動物は車内に持ち込めません(利用規約)。身体障害者補助犬の扱いは公開資料に書かれていないため、町に確かめてください。
  • 大きな荷物:膝の上や足元に置けない大きな荷物、大量の荷物は持ち込めません。
  • 予約なしの乗車:できません。

子どもだけで乗れる?

未就学児を除けば、子どもだけでも乗れます。 町は使いみちの例として、習い事や塾への移動を挙げています。未成年の利用には、保護者の同意が必要です。

スマホを持たない子どもが親のスマホのアカウントで乗るときは、乗車の45分以上前に、アカウントの乗客タイプを子どもに切り替えておきます(名前は変えなくてよい)。使い終わったら、親の乗客タイプに戻します。

デマンドタクシー・町内循環バスとの違い

軽井沢町には、かる~ものほかに、町のデマンドタクシー(タクシー運賃の助成)と町内循環バスがあります。名前が似ていますが、使える人と使い方がまったく違います。

かる~も(AI乗合デマンド交通)

  • だれでも使える(登録が必要)
  • 毎日9時〜18時、停留所の間をほかの人と乗り合う
  • 直線距離で一般600〜1,800円(町民・別荘所有者は半額)

デマンドタクシー実証運行事業

町内に1年以上住所がある人か、1年以上別荘を所有する人(同じ世帯の家族を含む)のうち、次のどれかに当てはまる人が対象です。

  • 75歳以上
  • 運転免許を自主返納した人
  • 障がい者手帳の交付を受けている人
  • 要介護等の認定を受けている人
  • 妊産婦
  • 未就学児

役場で事前に登録します(登録証の発行に500円)。使えるのは平日8時30分〜16時で、前日8時から当日15時30分までに町内のタクシー会社へ電話で予約します。自宅と目的地の間を直通で走り、町内の移動なら、運賃2,000円未満で500円の利用券1枚、2,000円以上で2枚を払います。飲食店・宿泊施設への利用はできません。

町内循環バス

  • だれでも、予約なしで乗れる
  • 3路線(東・南廻り線、西コース、北廻り線)の時刻表どおりに、バス停で乗る
  • 運賃は一律100円(小学生以下50円)

時刻が合うなら循環バスがいちばん安く、対象に当てはまるならデマンドタクシーは自宅から直通で使えます。かる~もは、バスの時刻が予定に合わないときや、最寄りのバス停が遠いとき、デマンドタクシーの対象外の人が町内を移動するときの選択肢になります。

どんな人に向いているか

町は、使いみちの例として次のような場面を挙げています。

  • 病院の予約時間にちょうどいいバスがないとき
  • ふだんの買い物でスーパーに行きたいとき
  • 家からバス停が遠く、思うように外出できないとき
  • 子どもの習い事や塾への移動手段がないとき
  • 観光地まで移動したいとき

住んでいる立場から付け足すと、軽井沢のタクシーは東京よりずっと少ないと感じます(わが家の実感)。車を持たない人、車を家族と1台で共有している人、冬道の運転を避けたい人にとって、町民・別荘所有者なら町内を割引運賃で動ける選択肢が増えたことになります。

わが家は車を2台持っているため、ふだんの移動で使う場面はまだありません。実際に乗ったら、待ち時間や使い勝手をこの記事に追記します。

よくある質問

自宅やホテルの前まで迎えに来ますか?

来ません。乗り降りは、町が設けた停留所・仮想停留所です。近くの停留所は町の運行マップかアプリで探します。

予約すれば必ず乗れますか?

必ずではありません。満席や配車できる車がないとき、道路・天候の状況によっては予約できません。予約した時刻どおりに走れないこともあります。

観光客や町外の人も乗れますか?

乗れます。利用登録をすれば、どなたでも利用できます。ただし運賃は一般料金で、電話予約は町民・別荘所有者専用のため、町外の人はアプリで予約します。

「今すぐ」の予約と事前予約は何が違いますか?

事前予約は日時を指定する予約で、乗車日の1週間前から当日の1時間前まで受け付けています。今すぐ乗りたいときは、アプリで日時を変えずに出発地と目的地を入れ、乗れる便を探します。

乗り合いで遠回りしたら、料金は上がりますか?

上がりません。運賃は予約時に、乗る場所と降りる場所の直線距離で決まります。

町民・別荘所有者の割引に証明書は要りますか?

町の案内で、乗車時に手帳を見せるよう明記されているのは障がい者等割引です。ただし利用規約では、町や運行事業者が必要と認めるときは、割引の対象であることを示す証明書の提示を求めることがあるとされています。町民・別荘所有者については、町が住民基本台帳や納税の状況を照会することがあります。

町外の病院(佐久・小諸・御代田)にも行けますか?

行けません。かる~もの運行区域は軽井沢町内だけです。町のデマンドタクシーには、対象者が町外の医療施設へ月1往復まで行ける仕組みがあります。

いつまで運行しますか?

町の公式ページには、実証運行の終了日がまだ書かれていません。運行条件は町のホームページやアプリで公表するとされています。

説明会(2026年11月5日まで)

使い方の説明会が、参加無料・申込不要で開かれています。団体への出張説明にも対応しています。この節は日程が終わったら削除します。

  • 10月23日(金)10時〜12時・14時〜16時:デリシア軽井沢店
  • 10月24日(土)10時〜12時:軽井沢町防災訓練の会場(軽井沢風越公園)。試乗見学あり
  • 11月5日(木)10時〜12時・14時〜16時:ツルヤ軽井沢店

問い合わせ先は、軽井沢町住民課交通政策係(0267-45-8540)です。

出典・確認日

いずれも2026年10月5日確認。

実証運行のため、運賃・運行時間・停留所は変わることがあります。利用の前に町の公式ページとアプリで最新の情報を確かめてください。週ごとの町の動きは、ニュースの「今週の軽井沢」でもお伝えしています。

Writer軽井沢在住・夫婦2人で運営

Karucla編集部

東京から軽井沢へ移住した夫婦です。冬の寒さ、光熱費の実額、住まいや学校の選び方を、実際に暮らしながら書いています。

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