東京で住んでいたマンションには、各階に24時間出せるゴミ置き場がありました。だから軽井沢へ移住するとき、ゴミ出しは相当大変になるだろうと覚悟していました。不燃ごみは10分類、指定袋には記名、排出は朝の指定時間内。移住前に調べるほど、身構えるには十分な情報が並びます。

実際に住んでみると、その覚悟はいい意味で裏切られました。

結論:軽井沢のゴミ出しは「毎朝6時の戦い」ではありません。 地区の集積所は朝の時間指定ですが、じん芥処理場へ直接持ち込めば、平日の日中と土曜の午前はいつでも出せます(通常のごみは指定袋のまま持ち込むので追加料金なし。粗大ごみだけ10kgにつき100円)。分別は不燃ごみ10分類など細かいものの、慣れれば機械的にできて、迷ったら公式アプリ「さんあーる」で調べれば済みます。押さえるべきは「指定袋のルール」「地区ごとに違う収集日」「時間外に出さない(熊対策)」の3つです。

わが家は2024年10月に東京から移住した、夫婦・小さな子ども・犬2匹の世帯です。生ごみもおむつも庭の落ち葉も出る暮らしを1年半回してみて、「移住前に知りたかったゴミの実務」を、軽井沢町の公式情報とわが家の運用に分けて整理しました。

この記事では、情報を次の2つに分けています。

  • 公式ルール:軽井沢町の案内にもとづく分別・指定袋・収集時間・持ち込み・手数料
  • わが家の実感:東京との比較、実際の運用、正直に感じていること

収集日・受入時間・手数料・臨時運用は変わることがあります。情報は2026年7月10日時点で確認したものです。出す前に、町の地区別カレンダーまたはアプリ「さんあーる」で最新をご確認ください。

まず結論:最初に知るべき8つのルール

軽井沢町のゴミ出しで、移住直後に押さえるべきルールはこの8つです。

#ルール補足
1収集日は地区ごとに違う可燃も缶・びんも古紙も地区別。町のカレンダーかアプリで確認
2排出は朝の時間内(原則6:00〜8:30)前夜に出すのはNG。熊などの野生動物を引き寄せます
3指定袋は3種類(可燃・容器包装プラ・不燃)町内のスーパー・コンビニ等で購入。記名がルール
450Lの大袋は集積所に出せないじん芥処理場への直接持ち込み専用
5ペットボトルは袋に入れない専用ネットへ直接。路上集積所では回収されない
6不燃ごみは10分類同じ赤い袋でも、分類ごとに別の袋に分ける
7充電池・モバイルバッテリーは集積所に出さない処理場へ直接(2026年4月から受け入れ開始)
8収集日を逃したら処理場へ持ち込める平日8:30〜16:00、土曜8:30〜12:00。通常ごみは指定袋で持ち込み(粗大ごみは10kg100円)

この中でわが家の暮らしを一番変えたのは8番です。「決まった朝に出せなくても、処理場がある」。これを知ってから、ゴミ出しのストレスはほぼなくなりました。詳しくは後述します。

指定ごみ袋:種類・値段・記名・50Lの注意

家庭用の指定袋は、可燃・容器包装プラスチック・不燃の3種類です。町内のスーパー、ホームセンター、コンビニなどで買えます。

種類袋の見た目主な用途
可燃ごみ半透明・青文字生ごみ、汚れた紙、汚れが落ちないプラなど
容器包装プラスチック黄色・黒文字商品を包んでいたプラ容器・包装
不燃ごみ透明・赤文字缶、びん、金属、陶磁器、プラ製品、小型家電など

サイズと価格は3種類共通です(1ロール20枚入り)。

サイズ価格集積所に出せるか
小・15L400円出せる
中・30L600円出せる
大・50L900円出せない(処理場への持ち込み専用)

出典:軽井沢町の指定袋・分別案内(最終確認:2026年7月10日)

50L袋を集積所に出さない

いちばん間違えやすいのがここです。50Lの大袋は、じん芥処理場へ直接持ち込むときだけ使える袋で、路上・ボックス・プレハブのどの集積所にも出せません。「大きい袋の方が割安だから」と50Lを買うと、集積所に出せずに困ります。集積所に出す前提なら、中(30L)までにしておくのが安全です。

指定袋には名前を書く

指定袋には記名がルールです。正直に書くと、わが家の周りの集積所では記名のない袋も見かけるのが実情です。ただ、ルールとして求められているものですし、記名してあれば、分別に不備があったときに気づけるという面もあります。この記事では記名を前提にします。

わが家の実感:最初は「名前を書いて出すの?」と戸惑いました。東京の感覚だと個人情報が気になりますが、慣れると手が勝手にマジックを持つ程度の作業です。

分別の全体像:大きく6区分

軽井沢町の家庭ごみは、大きく次の6区分です。まずこの地図を頭に入れると、迷いにくくなります。

区分出し方代表例
可燃ごみ青い指定袋生ごみ、汚れた紙、汚れた衣類、ゴム、靴、小枝
容器包装プラスチック黄色い指定袋トレー、袋、ラップ、ボトル、チューブ、発泡スチロール
不燃ごみ赤い指定袋(10分類ごとに別袋缶、びん、金属、陶磁器、プラ製品、小型家電
粗大ごみ処理場搬入 or 月1回の地区回収家具、自転車、布団、カーペット
ペットボトル袋に入れず専用ネットへ飲料・調味料のPETボトル
古紙類種類別に紙ひもで束ねる新聞、段ボール、雑誌、紙パック

可燃ごみ(青い袋)

水を切った生ごみ、汚れた紙類、汚れが落ちない容器包装プラ、汚れた衣類、ゴム製品や靴、指定袋に収まる小枝・草・落ち葉が対象です。落ち葉や草は土を落として乾燥させてから。庭木の枝が大量に出る場合は、後述の貯木場と使い分けます。

薪ストーブなどのは、少量なら可燃ごみに出せますが、完全に消火・冷却し、ふた付きの不燃性容器で安全を確認してから。熱い灰を袋や段ボールに入れるのは火災のもとです。

容器包装プラスチック(黄色い袋)

対象は「プラスチック製品」ではなく、商品を入れたり包んだりしていた容器・包装です。お菓子の袋、食品トレー、レジ袋、ラップ、シャンプーのボトル、チューブ、ペットボトルのキャップとラベル、発泡スチロールなど。

判断のコツはシンプルです。

  • 中身を使い切り、すすぐか拭き取る。汚れが落ちないものは可燃ごみへ
  • プラスチックのおもちゃや洗面器は容器包装ではないので不燃ごみへ
  • 電池・ライター・刃物・電球などは絶対に混ぜない(収集車の火災原因になります)

不燃ごみは10分類(赤い袋を分ける)

軽井沢町の特徴がここです。不燃ごみは同じ赤い袋を使いますが、次の10分類ごとに別々の袋に分けます

#分類主な対象
1缶類飲料缶、食品缶、スプレー缶(中身を使い切る)
2茶色びん茶色の飲料・食品びん
3無色びん透明のびん
4その他の色のびん青・緑・黒などのびん
5金属類鍋、フライパン、金属製品
6きれいな衣類再利用できる衣類
7革・布製品類バッグ、ぬいぐるみ、クッションなど
8ガラス・陶磁器類コップ、皿、陶器、電球
9プラスチック製品・小型家電等おもちゃ、洗面器、小型家電、LED電球
10乾電池・蛍光灯類乾電池、蛍光管

間違えやすいのは、汚れた衣類は不燃(6)ではなく可燃プラ製品は容器包装プラではなく不燃(9)LED電球は9で、普通の電球は8、あたりです。びんはキャップを外してすすぎ、色別に。割れたガラスは新聞紙などに包んでから。

わが家の実感:10分類と聞くと圧倒されますが、日常的に出るのはほぼ「缶」「びん2〜3色」「プラ製品」くらいで、毎週10袋並ぶわけではありません。正直、集積所を見ると分別が完璧ではない袋も見かけます。ただ、ルールから外れた袋は回収されずに残ることがあり、残されて困るのは自分です。最初から完璧を目指して疲れるより、この基本の区分だけ押さえて、迷ったらアプリで調べる。それで十分回ります。

ペットボトル(袋に入れない)

ペットボトルは指定袋を使いません。キャップを外し、ラベルを剥がし、中をすすいで、本体だけを集積所の専用ネットへ。キャップとラベルは黄色い容器包装プラの袋へ入れます。

注意点は、ペットボトルを出せるのがプレハブ集積所や一部のボックス集積所に限られること。路上集積所では回収されません。スーパーの店頭回収も使えます。

古紙類(指定袋に入れない)

新聞・折込チラシ、段ボール、雑誌・雑がみ、飲料用紙パックを種類別に分け、紙ひもで束ねます。小さな雑がみは紙袋にまとめてOKです。

紛らわしいのは「紙だけど古紙に出せないもの」。アルミ加工の紙パック、防水加工紙、窓付き封筒、感熱紙、紙コップ、油や食品で汚れた紙、ピザの箱は可燃ごみです。シュレッダー紙は地区の古紙回収に出せず、透明袋でじん芥処理場へ直接持ち込みます。

収集日は地区ごとに違う:カレンダーとアプリで確認

軽井沢町の収集日は、可燃ごみも資源ごみも地区ごとに違います。たとえば可燃ごみの基準は、追分・借宿・新軽井沢・中軽井沢が月〜金、塩沢が月・木、杉瓜・茂沢が火・金、旧軽井沢や南軽井沢など多くの地区が月・水・金……という具合に、住む場所で頻度まで変わります。

排出時間の原則は次のとおりです。

  • 可燃・容器包装プラ・缶・びん・ペットボトル:午前6時〜8時30分
  • その他不燃・粗大・古紙:指定場所へ午前6時〜9時

祝日や季節での変更もあるため、この記事に全地区の曜日表は載せません。自分の地区の最新カレンダーを、町公式サイトの「ごみ出しカレンダー」か、公式案内アプリ**「さんあーる」**(分別検索・収集日通知つき。Web版あり)で確認してください。移住したらまずこのアプリを入れるのがおすすめです。

2026年夏の臨時運用(期間限定)

※この項は2026年夏限定の情報です。期間が過ぎたら町の最新案内を確認してください。

  • 路上収集の時間変更:2026年7月11日〜8月31日は、路上収集の排出時間が午前6時〜7時に早まります(ボックス・プレハブ集積所は通常どおり)
  • 土曜日の可燃ごみ収集:2026年7月11日〜8月29日の土曜は、新軽井沢・南ヶ丘・中軽井沢・星野・千ヶ滝中区・千ヶ滝西区・借宿・大日向・追分・三ツ石の10地区で追加収集があります
  • じん芥処理場の夏季開場:2026年7月11日〜9月6日は、土日祝も8時30分〜16時で受け入れ

観光シーズンの道路事情と、ごみ量の増加に合わせた運用です。夏に移住・滞在を始める人は、通常ルールとの違いに注意してください。

ごみ集積所はどこ?地区・住所から確認する

自分がどの集積所に出すかは、住む場所で決まります。軽井沢町には主要なごみ集積所を地図で探せる「軽井沢町くらしマップ」があり、アプリ「さんあーる」からも分別一覧・収集日カレンダーへ進めます

  • 場所の確認:町の「くらしマップ」で主要な集積所を確認できます
  • 賃貸なら大家・管理会社にも確認:使う集積所や当番の有無を、入居時に聞いておくと確実です
  • 別荘地・管理別荘地は独自ルールのことがある:集積所の場所や排出日時が、町の一般ルールと異なる場合があります
  • 集積所の種類で出せるものが違う:ペットボトル・不燃・粗大・古紙は路上集積所では回収されず、プレハブ/ボックス集積所や指定日に限られます
  • 最後は、現地の集積所に貼られた表示を確認するのが確実です

わが家の実感:東京では建物内の置き場が当然でしたが、軽井沢では「自分の集積所がどこで、何を出せるか」を最初に把握するのが第一歩でした。ここが分かれば、あとは指定袋と曜日の問題だけになります。

前夜に出さない:ゴミ出しは熊対策でもある

軽井沢のゴミ出しルールで、都会と決定的に意味が違うのがここです。時間外に出されたごみは、ツキノワグマやキツネ、カラスを引き寄せます。町が「決められた時間内に」と繰り返すのは、景観の話ではなく野生動物対策です。

軽井沢は熊の生息地に隣接した町で、ごみの管理は人と熊の距離を保つ最前線です。「前の晩に出しておけば朝が楽」は、この町では禁じ手だと考えてください。生ごみを屋外に保管しない、収集時間まで家の中や蓋つき容器で待つ、が基本です。熊との付き合い方は軽井沢に熊は出る?住民のリアルに詳しくまとめています。

じん芥処理場:収集日に縛られない「もう一つの出し方」

ここが、わが家がゴミ出しを「大変じゃない」と感じている理由です。

軽井沢町のじん芥処理場には、町で収集できるごみや資源物を、開場時間内なら地区の収集日と関係なく直接持ち込めます。ここが集積所との一番の違いです。

  • 所在地:軽井沢町大字発地1140-2(Tel 0267-46-0354)
  • 受入時間:月〜金 8:30〜16:00(祝日も受付)、土曜 8:30〜12:00
  • 休み:通常は土曜午後・日曜・年末年始(夏季は前述のとおり土日祝も開場)
  • 持ち込み方:可燃・容器包装プラ・不燃などの通常ごみは、集積所と同じ指定袋に入れて持ち込みます(袋代以外の追加料金はかかりません)
  • 手数料は「粗大ごみ」のみ:粗大ごみを直接搬入する場合は、家庭系10kgにつき100円(事業系は10kgにつき150円)
  • 場内は基本一方通行。閉場時に門の前へ置いて帰るのは禁止です

出典:軽井沢町「じん芥処理場の利用について」(最終確認:2026年7月10日)

わが家の運用:集積所より処理場が主役

わが家は夫婦ともフルリモートで日中に家にいるため、ごみはある程度まとめて、車で処理場へ持ち込むのを基本にしています。朝6時〜8時30分の集積所に合わせなくていいので、「今日の午後、仕事の合間に出しに行こう」が成立します。50L袋も使えるし、不燃10分類も一度に済みます。通常のごみは指定袋のまま持ち込むので、かかるのは袋代と車の往復だけ(粗大ごみを持ち込むときだけ10kgにつき100円)。

東京の「各階24時間ゴミ置き場」と比べても、体感の自由度はそれほど落ちませんでした。曜日を忘れて生ごみを1週間抱える、という移住前に想像していた事態は、処理場がある限り起きないからです。連休や年末は混みやすいので、時間には余裕を持って。

在宅で働く移住者とは特に相性のいい運用だと思います(わが家の働き方は軽井沢のネット環境の実測にも書いています)。

粗大ごみ:出し方は3通り

指定袋に入らない大きな不燃ごみ(家具、自転車、布団、カーペットなど)が粗大ごみです。

  1. じん芥処理場へ直接持ち込む:粗大ごみは10kgにつき100円(家庭系)。処理券は不要。いちばん手軽です
  2. 地区の月1回の粗大ごみ回収に出す:指定場所へ午前6時〜9時。環境課窓口で買う**粗大ごみ処理券(1点200円)**を貼ります
  3. 一般廃棄物収集運搬の許可業者に依頼する:自宅まで回収に来てもらえます。料金は業者・品目によります

建築工事で出た造り付け家具や建築廃材、オートバイなどは、粗大ごみとしては処理できません(後述の「町で処理できないもの」へ)。

庭木・剪定枝は貯木場へ:戸建て暮らしの必修科目

庭のある家に住むと、想像以上に出るのが枝と落ち葉です。指定袋に収まる小枝や落ち葉は可燃ごみにできますが、剪定した枝や太い幹は、町の貯木場へ持ち込めます。対象は軽井沢町内で伐採された樹木です。

  • 受入基準の目安:幹の直径50cm以下、長さ2m以下、1日あたり軽トラック3台分まで
  • 受け入れ不可:腐った木、根、竹、つる、葉、建築廃材、事業系のもの
  • 開場:月・火・金・土・日(水・木は休み)。4〜9月は9:00〜17:00、10〜3月は9:00〜16:00
  • チップや幹の無料提供もあります

「落ち葉は可燃(乾かして袋へ)、枝は貯木場」と覚えておくと、秋の庭仕事が楽になります。

集積所に出せないもの:充電池・家電4品目・パソコンなど

火災や法律の関係で、集積所に出してはいけないものがあります。ここは間違えると収集車の火災事故につながるので、確実に押さえてください。

リチウムイオン電池・モバイルバッテリー(2026年4月から処理場で受け入れ)

充電式電池は、通常の集積所には出せません。2026年4月1日から、じん芥処理場で小型充電式電池(リチウムイオン・ニッケル水素・ニカド)や、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンなど電池を取り外せない小型製品の受け入れが始まりました。

  • 赤い不燃ごみ指定袋に入れ、「電池単体」と「電池を外せない製品」は別の袋に
  • 処理場の粗大ごみ施設で職員へ直接手渡し
  • 町の資料では、ヤマダデンキ テックランド軽井沢店、DCM軽井沢店などの回収協力店も案内されています(変更の可能性があるため、持ち込む前に店舗へ確認を)
  • ボタン電池はこのルートとは別で、販売店等の回収を利用します

不燃ごみや容器包装プラに混ぜるのは厳禁です。収集車・処理施設の火災の主要な原因になっています。

家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)

家電リサイクル法の対象品目は、集積所にもじん芥処理場にも出せません。買い替え先や購入した販売店、町が案内する協力店・収集運搬業者に依頼し、リサイクル料金と収集運搬料金を払います。町の資料では、軽井沢テレビサービス(自宅回収あり)、ヤマダデンキ テックランド軽井沢店(自宅回収あり)、軽井沢衛生企業(許可業者)などが相談先として案内されています(条件・料金は事前に電話確認を)。

パソコン・廃食用油・在宅医療のごみ

  • パソコン:メーカーまたはパソコン3R推進協会の回収ルートへ。PCリサイクルマーク付きは追加料金なしでメーカー回収できます。プリンター等の周辺機器は対象外(不燃の区分9などへ)
  • 廃食用油:凝固剤で固めるか紙に吸わせて可燃ごみへ。または、ふた付き容器に入れて、じん芥処理場・環境課窓口・木もれ陽の里の回収場所へ。エンジンオイル等は対象外です
  • 在宅医療のごみ:専用ケースに収納したペン型自己注射針は可燃ごみにできますが、針を取り外せない注射器や注射針・採血針は医療機関へ返却します

町では処理できないもの

建築廃材・畳・ブロック、消火器、LPガスボンベ、タイヤ・ホイール・車のバッテリー、土・砂・石、農薬などは、集積所にも処理場にも出せません。販売店・施工業者・専門業者へ相談します。DIYやリフォームで出た廃材、庭の土や石が家庭ごみとして出せない点は、戸建て暮らしでは特に注意です。

なお、店舗・宿・事務所など事業活動から出たごみは家庭ごみとは別扱いで、家庭用指定袋は使えません(事業用指定袋の購入には環境課での事業者登録が必要です)。自宅で開業する移住者は頭の片隅に置いておいてください。

迷いやすい品目の早見表

わが家が実際に「これどっち?」と手が止まった品目を中心に、早見表にまとめます。

品目正しい出し方
汚れた食品トレー可燃ごみ
洗った食品トレー容器包装プラスチック
ペットボトル本体専用ネット(袋に入れない)
ペットボトルのキャップ・ラベル容器包装プラスチック
プラスチックのおもちゃ・洗面器不燃ごみ(区分9)
きれいな衣類不燃ごみ(区分6)
汚れた衣類・靴・ゴム製品可燃ごみ
ピザの箱・紙コップ可燃ごみ(古紙には出せない)
LED電球不燃ごみ(区分9)
白熱電球・割れたガラス不燃ごみ(区分8・紙に包む)
乾電池不燃ごみ(区分10)
モバイルバッテリー・充電式電池集積所不可。処理場へ直接手渡し
シュレッダー紙透明袋で処理場へ直接
指定袋に入る小枝・乾いた落ち葉可燃ごみ
大量・太い剪定枝貯木場
家具・布団・カーペット粗大ごみ
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン家電リサイクル(集積所・処理場とも不可)

問い合わせ先一覧

用件窓口電話
分別・収集日・指定袋・粗大ごみ処理券軽井沢町 環境課 衛生係0267-45-8556
直接持ち込み・充電式電池軽井沢町じん芥処理場0267-46-0354
分別検索・収集日通知公式アプリ「さんあーる」(Web版あり)

よくある質問

ゴミは前日の夜に出してもいいですか?

いけません。原則として収集日の朝6時から8時30分(不燃・粗大・古紙は9時)までの時間内に出します。時間外に出されたごみは熊やカラスなどの野生動物を引き寄せるため、軽井沢では特に守るべきルールです。

指定袋には名前を書く必要がありますか?

ルール上、可燃・容器包装プラ・不燃の指定袋には記名が必要です。実際の集積所では記名のない袋も見かけますが、この記事では記名を前提にしています。

50Lの大袋はどこに出せますか?

じん芥処理場への直接持ち込み専用です。路上・ボックス・プレハブのどの集積所にも出せません。集積所に出す前提なら中(30L)以下の袋を使ってください。

収集日を逃したらどうすればいいですか?

じん芥処理場(発地1140-2)へ直接持ち込めます。平日8時30分〜16時(祝日も受付)、土曜8時30分〜正午。可燃・不燃などの通常ごみは指定袋に入れて持ち込み(袋代以外の追加料金はかかりません)、粗大ごみだけ家庭系10kgにつき100円です。分別と指定袋のルールは通常のごみ出しと同じです。

ペットボトルは指定袋に入れて出しますか?

入れません。キャップとラベルを外して中をすすぎ、本体だけを集積所の専用ネットへ直接入れます。ペットボトルを出せるのはプレハブ集積所や一部のボックス集積所で、路上集積所では回収されません。キャップとラベルは容器包装プラスチックへ。

プラスチックのおもちゃは何ごみですか?

容器包装プラスチックではなく、不燃ごみ(区分9・プラスチック製品)です。黄色い袋に入れられるのは「商品を包んでいた容器・包装」だけで、プラスチック製品そのものは赤い不燃袋に入れます。

モバイルバッテリーや充電式電池はどこに出しますか?

集積所には出せません。2026年4月から、じん芥処理場で受け入れています。赤い不燃指定袋に入れ(電池単体と、電池を外せない製品は別袋)、処理場の職員へ直接手渡してください。通常のごみに混ぜると収集車の火災につながります。

家具や布団を捨てるにはいくらかかりますか?

じん芥処理場へ持ち込めば粗大ごみは10kgにつき100円(家庭系)、地区の月1回の粗大ごみ回収に出すなら1点200円の粗大ごみ処理券(環境課窓口で購入)が必要です。自宅まで回収を頼む場合は許可業者に依頼し、料金は業者・品目によります。

庭木の枝や大量の落ち葉はどうすればいいですか?

指定袋に収まる小枝や、土を落として乾かした落ち葉は可燃ごみに出せます。大量の剪定枝や太い幹(直径50cm・長さ2m以下)は町の貯木場へ持ち込めます。水・木曜は休場です。腐った木・根・竹・葉は貯木場では受け入れられません。

軽井沢町の指定ごみ袋はどこで買えますか?

町内のスーパー、ホームセンター、コンビニなどで購入できます。可燃・容器包装プラ・不燃の3種類、各15L・30L・50Lがあり、価格は1ロール20枚入りで小400円・中600円・大900円です。

自宅のごみ集積所はどこですか?

軽井沢町の「くらしマップ」やアプリ「さんあーる」で主要な集積所を確認できます。賃貸の場合は、使う集積所や当番の有無を大家・管理会社にも確認してください。集積所の種類によって出せるもの(ペットボトル・不燃・粗大など)が限られる点にも注意します。

ごみ当番はありますか?

町全体で一律ではなく、地区・自治会・別荘地・管理物件によって運用が異なります。当番の有無や内容は、入居・転入時に管理会社や地区の担当者へ確認するのが確実です。

別荘や二拠点でもルールは同じですか?

町の分別・指定袋のルールは共通ですが、管理別荘地では独自の集積所・排出日時が設定されていることがあります。管理会社の案内を確認してください。定住に切り替える際の手続きは移住後の手続きチェックリストにまとめています。

まとめ:「毎朝の戦い」ではなく「仕組みを知れば楽」

軽井沢のゴミ出しは、ルールの数だけ見れば東京より確かに複雑です。10分類の不燃ごみ、記名つきの指定袋、地区ごとの収集日、朝の時間指定。移住前のわが家が身構えたのも、この字面でした。

でも実際の暮らしでは、「集積所の朝に間に合わなければ処理場に持ち込む」という逃げ道があり、分別はアプリで調べれば済み、日常的に使う分類は数種類に落ち着きます。東京の24時間ゴミ置き場から来ても、「相当大変になる」という覚悟は、いい意味で外れました。

守るべき本丸は、むしろ時間外に出さないことです。ここだけは利便性の問題ではなく、と人の距離を保つ、この町で暮らす作法だと感じています。

移住直後の役場手続きは移住後の手続きチェックリストに、冬の朝のごみ出しも含めた寒さのリアルは軽井沢の冬のリアルにまとめています。これから移住する人は、あわせて読んでみてください。


※ 分別区分・指定袋の価格・排出時間・地区別収集・じん芥処理場と貯木場の受入条件・手数料・充電式電池の受け入れ(2026年4月開始)・2026年夏期の臨時運用は、軽井沢町の公表情報(2026年7月10日時点)を参照しています。収集日・受入時間・手数料・回収協力店は変更されることがあり、地区・季節・年度で運用が変わります。出す前に、町の地区別ごみ出しカレンダー・公式アプリ「さんあーる」・環境課で最新をご確認ください。わが家の運用(処理場への持ち込み中心・記名や分別の実感など)は、一家庭の体験にもとづくもので、世帯や住む地区によって最適な出し方は異なります。